内山観音・般若姫像(大分県豊後大野市)
豊後大野の三重町は、真名野長者伝説の里として知られる。
この地に住んでいた貧しい炭焼き小五郎が奇縁によって都の貴族の娘玉津姫と結ばれ、財宝を見つけて長者となった。そして二人の間には一人の女の子が誕生し、般若姫と名づけられた。姫は美しく成長し、やがて一人の牛飼いの若者と恋に落ちた。実はその若者の正体は皇太子であり、姫は見初められて妃として迎えられることになり、都へと向かうことになったのだが、その航海の途中、嵐にあって悲劇の最後を遂げてしまったのである。美しくも悲しい古代の恋物語である。
長者夫婦は姫の死を深く悲しみ、姫の菩提をとむらうために建立したといわれているのが内山観音である。内山観音には般若姫ゆかりの観音像がまつられ、伝説にまつわる史跡が伝わっている。また境内の薬師堂には全国でも珍しい千体薬師像がまつられており、千体の薬師如来がズラリと立ち並ぶ光景は壮観である。
お寺の裏山の内山公園には美しい般若姫の姿をしのんで、姫の像が立てられている。
さて、私も訪ねて古代のロマンチックな恋物語の世界をしのぶこととしましょうか・・・。
・・・・って、デカッ!!
その大きさ、なんと20メートル!
もう伝説ロマンもぶっとびまくりの迫力!すごすぎる~~~!!
姫の足元には両親の真名野長者夫妻の像。
こんなでかい娘じゃさぞかし子育て大変だったろうなあ~。(違うって!)
山の間からニョッキリ、般若姫。
いにしえの恋物語の伝説の主人公がまた新たな伝説を作る・・・。
(2006年8月)

