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熊野古道の牛馬童子(和歌山県田辺市)

2004年春、「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録も内定し、これからますます注目されるであろう熊野古道。
今回は熊野古道のイメージキャラクターともいえる「牛馬童子」を訪れることにした。

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牛馬童子入り口の看板。なかなかかわいくキャラクター化されている 。
でも一歩間違えると童子はウォーズマン(ウォーズマンスマイル時)。

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杉木立の中を歩く。

当日はかなりのどしゃ降りで、地面はまるで川のよう。
他には誰も歩いていない。
しかし降りしきる雨音のみが聞こえる静寂な世界はまさしく古道といった雰囲気でなかなかよい。

すると足元をササッと駆け抜けていくものがある。

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あっ、カニだ。雨に誘われてか、無数のカニがうじゃうじゃと道に這い出ている。全部で100匹以上はいただろう。こんなにたくさんのカニははじめて見た。

踏みつけないように注意しながら歩く。まあ足音が近づけば警戒してむこうのほうからよけて道脇の草むらへと隠れるのだけど。でも中には逃げるそぶりも見せず、ハサミを振り上げて立ち向かってくるカニもいたりして、小さな体に闘志満々でなんともカワユイ。

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そしてぬかるみの山道を歩くこと二十分、牛馬童子とご対面。
実に素朴な造形で、牛と馬の二頭はまるで民芸品のよう。実に愛らしい。花山法皇の熊野詣での旅姿といわれているようだ。

じっと見ていると実に心がなごむ像である。古の人々もこの姿にきっと疲れを癒されたことであろう。

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こちらは入り口近くの牛馬童子パーキングにあるオブジェ。
牛と馬の表情がなんともいえない。

但し上にまたがっても牛馬童子に見えるかは微妙。

(2004年5月)

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